1. 総括
2. 事業の成果
以下の事業を実施しました。
3. 事業の実施に関する事項
(1)特定非営利活動にかかる事業
2020年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、前年度3月より京都市医療通訳派遣事業、枚方市医療通訳派遣事業が停止なり、事務局も休業からのスタートとなりました。7月の事業再開を目指して6月より事務局を一部再開しましたが、クラスターの発生などもあり規模を縮小しての事務局運営になりました。事業は停止や規模縮小を余儀なくされましたが、講師派遣事業では、一部ZOOMでの講義もありましたが、講座の中止や延期などで依頼が激減し大幅な赤字になりました。この状況下では仕方ないことではありますが、国の持続下給付金や雇用調整助成金などの支援により、どうにか団体、事業を1年維持していくことができました。
センターでは、2020年度は以下の2つの医療通訳派遣事業を実施いたしました。 新型コロナウイルス感染症の流行により2020年度は一時派遣停止などをを余儀なくされました。通訳研修については京都市、枚方市共にZoomでの研修会を各1回づつ実施しました。
京都市医療通訳派遣事業:2020年3月6日より新型コロナウイルス感染拡大のため、通訳派遣を停止しておりました。7月に入り一度、派遣を再開しましたが、派遣先病院でクラスターが発生し、再開2週間で派遣停止となってしまいました。10月から規模を縮小し派遣を再開、緊急事態宣言下でも派遣は継続しております。通訳派遣停止による患者のしわ寄せも懸念されましたが、患者自身も受診を控えていたこともあり停止期間には通訳の必要な患者は少なく、タブレット通訳や機械翻訳などで代用していたと聞いています。もともと逼迫していた京都市財政ですが、10月には財政非常事態宣言が出され京都市の派遣事業も廃止の検討もして欲しいといった相談が京都市からありました。患者は減っておらず需要が高い事業であること、患者の命に関わる重要な事業であることを主張し、最終的には、利用者負担の増やし、予算を大幅な削減を行い継続することが決まりました。
枚方市医療通訳派遣事業:2020年3月より新型コロナウイルス感染拡大のため、通訳派遣を停止しておりました。11月からは再開しましたが、1/13〜2/28の2回目の緊急事態宣言では、新規予約を停止しましたが規模を大幅に縮小して派遣を継続しておりました。3月からは新規予約を受け付けを再開しております。2019年度から佐藤病院では固定型を導入して定着しはじめたころにコロナ禍となり、現在は予約を受けて派遣のみの対応となっています。
事業 |
(A)当該事業の実施日時 (B)当該事業の実施場所 (C)従事者の人数 |
(D)受益対象者の範囲 (E)人数 |
医療通訳者の派遣 |
(A)年間を通じて派遣 停止期間:3/6-6/30 7/22-9/30 (B)京都市立病院、 医仁会武田総合病院、 康生会武田病院、京都桂病院 (C)10名(通訳者+事務局) |
(D)京都市在住の外国人等
(E) 346件(通訳利用件数) |
事業運営会議 |
(A)毎月1回 (B)京都市国際交流会館 (C)5名 |
(D) 京都市、京都市国際交流協会 多文化共生センターきょうと |
四者会議 |
(A)新型コロナ感染症の流行のため中止 |
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病院実習(2019年度合格者) |
(A)2021年春以降 |
(D)選考会合格者 (E)2名(英語)2名 |
現任医療通訳者研修 |
(A)2020年11月19日 講師:石田正平医師 (B)Zoom研修 |
(D)当事業登録医療通訳者 (E)18名 |
医療通訳者養成講座 |
(A) 2021年1月15、16、24日 (B)Zoom研修 |
(D)医療通訳者を目指す人 (E)のべ103名 |
医療通訳者選考会 |
(A)新型コロナ感染症の流行のため中止 |
(D)医療通訳者を目指す人 |
登録会 |
(A)新型コロナ感染症の流行のため中止 |
(D)当事業登録医療通訳者 |
事業 |
(A)当該事業の実施日時 (B)当該事業の実施場所 (C)従事者の人数 |
(D)受益対象者の範囲 (E)人数 |
医療通訳者の派遣 |
(A)年間を通じて派遣 (B)市立ひらかた病院、 関西医科大学附属病院、 佐藤病院、枚方市保健センター、前川診療所 (C)20名(通訳者+事務局) |
(D)枚方市在住の外国人等 (E)41件(通訳利用件数) |
事業運営会議 |
(A)新型コロナ感染症の流行のため不定期開催 (B)枚方市役所(健康総務課) (C)4名 |
(D)枚方市健康総務課 多文化共生センターきょうと |
現任医療通訳者研修 |
(A)2021年2月12日 講師:角泰人医師 (B)zoom研修 |
(D)当事業登録医療通訳者 (E)14名 |
病院実習 |
(A)新型コロナ感染症の流行のため中止 |
(D)選考会合格者 (E)2名(英語1名、中国語1名) |
事業 |
(A)当該事業の実施日時 (B)当該事業の実施場所 (C)従事者の人数 |
(D)受益対象者の範囲 (E)人数 |
医療通訳関係 |
(A)年間を通して随時 (B)
▼医療通訳研修 ・神戸市医師会看護専門学校「医療通訳研修」10/5 ・九州中国帰国者支援交流センター「医療通訳研修」10/8-9大阪国際交流財団「手話通訳士現任研修」1/12
・日本医療教育財団 審査会 10/13 ・滋賀県専任手話通訳者協議会「手話通訳士現任研修」 11/30 |
(D)医療通訳者など |
人権・多文化共生・その他 |
(A)年間を通して随時 (B) ・第1回市民活動センター評価委員会 6/5 ・第2回市民活動センター評価委員会 6/10 ・第3回市民活動センター評価委員会 7/3 ・第4回市民活動センター評価委員会 8/8 |
(D)一般 行政職員 学生など |