担当:◎前田 宮地 久我口 コーディネイター:高嶋 政宗
人材育成:重野
事業概要
2003年度から実施している当事業は9年目を迎えました。この事業では京都市、財)京都市国際交流協会と協働で京都市内4つの医療機関へ医療通訳者の派遣を行っています。当センターは通訳者の育成、現場コーディネイトを担当しています。
実施内容
・通訳交流会の開催
来年に引き続き、年3~4回程度事務局で小規模の通訳者交流会をしたいと考えています。
・通訳コーディネイトの明文化
ここ数年、コーディネイト業務の改善に取り組んでいます。webのシステムを利用したり、業務整理を行うことでかなり通訳コーディネイトに関わる業務はシンプルになってきています。しかし、病院現場や通訳者個人とある程度時間をかけたやりとりが必要なものについてはまだ業務整理ができていない部分もあります。
人と人をつなぐ、コーディネイトという業務の成果や結果をどのように負担なく、残していくか、整理したいと思っています。
・患者、医療従事者、通訳者へのヒアリング
来年度、この事業は10年を迎えます。その節目の年を前に、これまでの評価、これからよりよいシステムとしていくため、患者、医療従事者、通訳者の3者に対し、ヒアリングを行います。
・新規協定病院について
現在京都市内4つの病院に協定を結び、通訳者を派遣しています。この協定には、事業でできること、病院が負担すること(通訳謝金の一部負担、病院コーディネイタの設置など)など、お互いが守るべき項目が記載されています。
しかし、今後新たにこの協定病院に入りたいという病院からご連絡があったときに、協定病院に参加する基準やどのような手続きを行うと通訳派遣が受けられるのか、をまとめたものはありませんでした。
昨年から協定病院への参加を考えてみたい、という病院からのお問い合わせも増えてきたため、今年度京都市、京都市国際交流協会と共に整備したいと思っています。
実施体制
毎月1回、三者でミーティングを行い、情報共有をしています。
・京都市(補助金の提供)
・京都市国際交流協会:通訳者の登録、通訳謝金支払
・多文化共生センターきょうと: 派遣事務局、通訳者の育成・選考
派遣事務:前田 久我口 宮地
財源 京都市