「医療通訳人材育成」と「講師派遣事業」を統合し、新たに「ひとさぽ事業」を開始します。ここでは医療通訳の養成などの研修、人権研修、ボランティア研修などの研修を行います。また「さぽひと事業」では新たな多文化発行の書籍の企画、作成や研修プログラムの企画も行います。
2012年度は、京都市医療通訳派遣事業での養成講座、選考会、現任研修、滋賀県の多言語医療通訳ネットワーク事業のスキルアップ研修、電話通訳研修、病院職員研修などを担当します。
医療者向け研修プログラムの提供
医療通訳研修のニーズもここ最近減少傾向にある一方、通訳者を雇用している病院の通訳者向けの研修や、医療者向けの外国人患者の対応等に関連した研修ニーズが高くなってきています。
昨年1年間医療者向け研修プログラムの検討を行ってきましたが、今年度は事務フローの整備、派遣講師の養成や開拓などを行い、センター独自の「医療者向け研修プログラム」の提供を行っていきたいと考えています。
外国人講師派遣プログラムの整備
センターの医療通訳研修のロールプレイでは、外国人患者役として外国人の協力者の存在は不可欠です。そこで外国人が講師または協力者として関わることができるよう、講師リストの作成、登録の仕組み、派遣などを行うことができるようにさぽひとで事業設計を行っていきます。
昨年度、センターで編集、執筆した「医療通訳の実学・実技・実践」が好評で、「改訂版」を再版できたこと、またよせなべ会と協力して「外国人患者の接し方」などを発行することができました。今年度もこれまでのセンターのノウハウや経験を生かして新しいテキスト発行したいと考えています。
内容 通訳者向け医療通訳に関する書籍(検診をメインに)
医療者向け外国人対応や言語に関する書籍(英語や中国語をメインに)
部数 300部程度
編集 多文化共生センターきょうと
担当 企画事業部 重野 高嶋
事務管理部 前田 久我口
財源:自主事業、京都市医療通訳派遣事業委託
滋賀県多言語医療通訳ネットワーク委託 京都大学医学部附属病院看護部 他