報告 重野 前田
事業評価・課題
・事業でできなかったこと・課題・来年度
◆「コーディネイタ」の業務について
短時間で処理が必要なもの、事務的な作業は事務局にいつもいるスタッフが、時間をかける、あるいは現場での調整が必要な部分については通訳コーディネイターが行うことで適切なタイミングで対応を行うことができました。
しかし、現場で行う作業や、通訳者個人とある程度時間をかけたやりとりが必要なものについては、業務整理ができておらず、ルーティン化された業務とルーティン化されていない業務の境目があいまいです。
人と人とのやりとり、人と人とをつなぐ仕事にマニュアルやルーティンで全ての対応はできません。しかし、ルーティン化できる部分と明文化できる部分を明らかにし、結果ややり方がその人個人に帰属するものとしないものとに整理したいと考えています。
◆新規協定病院について
これまで、「今通訳さんに来てほしい」「無料で通訳さんに来てほしい」という病院からのお問い合わせは多くありました。しかし、今年の傾向として、「通訳さんに来てもらうということを長期的な病院の計画の中で考えたい」「お金もかかるだろう」「どのようにしたら協定病院に入れるのか」という病院からのお問い合わせが増えてきました。
現在京都市内4つの病院に通訳を派遣していますが、これまではそのようなお問い合わせはなかったこともあり、どのようにしたら協定病院に入れるのかという明確な基準がありませんでした。
来年度、この「基準」について、京都市、京都市国際交流協会、多文化共生センターきょうとの三者で話し合いたいと考えています。